あがた森魚の今週の日記より紹介してまいります
10月02日(火)
今帰宅。
今日もレコーディング。
3曲歌入れ。
わあ、時間かかる。
これでも、いつもよりは、快調か?
詞の仕上げに随分時間かかってるんです。
それでも、参加メンバーに、詞の意味を聞かれるときが、
一番張り合いがある。
というか、詞には、どの一行や二行にも意味は、
あって、その意味や、感情や、光景は、
作った側、また聞く側一個人一個人にとっても、
それぞれにちがう。
その意味を理解する場合、しない場合、色々あるが、
まあ、それは自由。
理解して、納得する場合もあれば、聞き手が、自分流に世界を構築しながら
鑑賞する場合もある。わかりやすすぎる歌もいいが、
すこし、難解だが聴き手のイマジネーションに委ねるというのも、
また、懐の広いやり方だ。
まあ、そういう能書き、理屈は、色々いえるのだが、
要は、黙っていい「詞」を書けばいいのだ。
しかし、何度も言うが、95%まで出来上がってあと一つ、あと二つの単語が、
なかなか出てこない。もう単語のひとかけらもでてこない。
一日、朝から、単語や言い回しを100通りも200通りもやり直す。
それでもでてこない。やむなく、程々な言い回しでなんとか形に収める。
のちのちそれが、意外としっくりきていたり、
さもなくば、いつまでも納まりがわるい気がして、
歌うたんびにニヤニヤする場合もある。
挙句は、即興で違う言葉で歌ってしまったり ^^。
作詞も、いい仲間がいると、世界が広がる。
将に、言葉や意識のキャッチボールだ。
それが、どうなされればいいというルールはなにもない。
けれど「ぐすぺりいであ」には「ぐすぺりいであ」の伴侶がいる。
伴が、集えばいい歌、いい音楽が生まれる。
ならば、今回の成果は、どうなるのか、ですね。
それは、ブラボーでしょう!!