あがた森魚の今週の日記より紹介してまいります
Bset盤40曲?!
11月に、ベスト盤が出ます。
ということで、午後、青山にて40周年企画の一環としてのベスト盤の打ち合わせ。
11月発売予定で40年にちなんで2枚組で40曲という案が そもそもの企画のはじまりでしたが、
CD一枚約74分が限度でCD二枚あわせても30曲が精いっぱい。
さぁ、入りきらない曲はどうするのか、という話にもなりました。
2001年に『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』の
アルバムに先立って『20世紀漂流記』というベスト盤が
(早いもので、もうそこからすでに10年以上経つのだが)
それまでは、ベスト盤は1枚も出したことがなかった。
(つまり、20世紀にはベスト盤は一枚も出していない。)
実は、1974年に当時のキングレコードのベスト盤シリーズで
『あがた森魚ベスト20』というのが出てはいたり、
裏ベスト盤的に『星繁き牢獄の提督たちへ』というのが
2004年に出てはいるが、
ベスト盤らしきは、ほとんど40年やっていて『20世紀漂流記』一枚のみ。
40年だから40曲選曲と意気込んだが、仮にそれが12曲であれ、
20曲であれ、30曲であれ、それなりの曲をセレクトすることは、
年代別、ジャンル別、代表曲、ヴァージンVS時代、雷蔵時代、タンゴ、
ワールドミュージック、映画音楽、カヴァーもの、CM曲等々を
まんべんなく、取り入れようとすると40曲でも収まらない。
デビュー当時を聴きたい人、
ライヴでもさかんに演奏されるスタンダードナンバーを聴きたい人、
レアものを聴きたい人、さまざまな愛聴者に喜んでもらいたい。
この40年目のベスト盤の他に、カヴァー曲中心のセレクション、
企画もの、CM曲、自主盤的に作られたレアものの選曲集、等の企画アルバムも
同時に予定されているので、それらも照らしあわせて40年分とするのか?
「赤色エレジー」から「佐藤敬子」、
「俺の知らない内田裕也」あたりの王道の曲は、大方入るのだが、
とはいえ、30曲となるとこれは入れておきたいというおなじみの曲も
割愛する曲も出てきかねない。
それから、たとえば、ライヴでもやったりやらなかったりの「夏の翼」
「喧嘩のあとでアルファベット」 「少年宇宙」「矢車草の夢みたいなこと」
「トリカゴの街」「七面鳥のパパ達へ」「空飛ぶ理科教室」
「球根観察日記」「百合コレクション」「ウィンター・バスストップ」
「誰が悲しみのバンドネオン」「月食」「たそがれる海の城」等々のおなじみ?
の愛聴ナンバーの数々も、 入りきるのかどうか、といったあんばい。
皆さんのご意見も聞きたいところです。