あがた森魚の今週の日記より紹介してまいります
激しく凭れかかって。
@■2011年12月02日
映画祭初日。好天。
午前11時に、
函館山ロープウエイにご挨拶。
午後から、函館出身高峰秀子追悼、木下恵介監督「二十四の瞳」
森田芳光監督「僕等急行A列車で行こう」の上映。
開会式、シナリオ賞授与式。
オープニングパーティで、
函館有志と、恒例のセッションライヴ。
「港のロキシー」「内田裕也」「Be My Baby」「大寒町」の4曲。
今年は、多忙だったことも言い訳としながら^^、
僕自身、ほとんど、お手伝いできず、
その分、気が楽でもありましたが。
函館の、さびれていくさまに、何かを
託したいのではないが、
冬の、函館の荒涼とした町にいると、
なんとも、なんとも、言葉にできないほどおちつく。
「あの時間」にもたれかかっていたいのか、
いや、「あの時間」だとしても、
青森とも、小樽とも、留萌ともちがう、
函館の、とほうのくれさかげん。
じゃ、今出来上がった、山崎優子との、
「コドモアルバム」は、
「あの時間」には、凭れかかっていないのか?
どうだろ。
少なくとも、「今現在」には、
激しくもたれかかっている。
激しく凭れかかりながら、
川口から、今を、歌いたいのだ。